高次脳機能 higher brain function 2004 3 12
身体障害者というと、どういう人を連想するでしょうか。
杖をついた人ですか。
車いすに乗った人ですか。
しかし、別の身体障害者も、認めるべきだと思います。
たとえば、事故で、頭部にダメージを受けて、
手足に障害が発生した場合を考えます。
この場合に、理学療法士などの努力によって、
本人が、真剣に、リハビリテーションに取り組み、
手足の障害が、軽い程度で済むことがあります。
しかし、運が悪いと、
手足の障害が回復しても、
脳に障害が残る場合があります。
簡単な日常生活動作ができても、
あるいは、簡単な言葉が話せても、
それ以上のことはできない場合があります。
一見すると、身体障害者には見えませんが、
知能検査などを実施すると、
知能の程度が、5歳程度以下になってしまう場合があります。
専門家ではありませんので、専門用語は、よくわかりませんが、
これを、高次脳機能障害というと聞いたことがあります。
手足を動かす機能を、低次脳機能というのでしょうか。
これも、障害だと、考えていますが、
「高次脳機能障害の障害者手帳」はないのです。
しかし、社会的な援護が必要だと思います。
こういう障害者に対する援護が不足していると思います。
「高次脳機能障害の障害者手帳」を制度化すべきだと思います。